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Eatable of Many OrdersEatable

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エタブルオブメニーオーダーズの服には天然の素材を使用しています。天然素材の肌心地が好きなことが理由のひとつですが、永くつくり続けるために、できる限り自然に近いところで得られる素材を使うことが、自分たちなりの責任だとも思うからです。
素材の原料や歴史、背景を探っていくと、大体の天然素材は「食べられる(Eatable)」という事実があり、それがブランドの核にもなっています。
各地の工場や職人と直接コミュニケーションをはかりながら、生産はすべて日本国内で行っています。染めや刺繍など手仕事の技術も、エタブルオブメニーオーダーズの表現には欠かせません。

cottoncotton

コットン(木綿)は、アオイ科の植物「木綿」のハイビスカスのような花が咲いた後、熟した実がはじけて現れる白いフワフワの花のような「綿花」の繊維が原料です。木綿はインド大陸では紀元前から栽培されていましたが、植物であること以外その製法を知らなかった北ヨーロッパの人々は、ウールに似ていたことから「羊のなる木」があると想像していたそうです。 実の種子を搾ってできるのがコットンシードオイル(綿実油)です。どこで栽培されたどんな種類の綿か、いつも問いながら、できる限りオーガニックコットンを使用するよう心がけています。オーガニックコットンとは、農薬や肥料の厳格な基準を守った有機農業で、健全な労働環境であることを国際的な第三者認証機関が検査・認証した綿のこと。オーガニックコットンのみを輸入するパノコトレーディングの生地や、オーガニックコットンを提唱して綿の原種を再生させたサリー・フォックスの農場で栽培されるカラードコットン(茶綿)を大正紡績が紡いだ糸でつくられるコットンガーゼなどを使用しています。

woolwool

ウール(羊毛)は、古来より寒さから身を守る装いに欠かせない素材です。古代メソポタミアで紀元前7,000年前に家畜化されたといわれている羊は品種改良も著しく、現在3,000種類以上も存在するとされています。育つ環境も違えば種類もさまざまで、ウールの追究には終わりがありません。羊の肉、羊の乳からできるヨーグルトやチーズを食べるだけでなく、ウールを叩いてできるフェルトをモンゴルの遊牧民がゲルの屋根に使ったり日本人も奈良時代から毛氈として使っていたなど、人は衣食住にわたって羊から得る素材に支えられているといえます。
ニット(編物)として冬の衣服に使用するのはもちろん、ツイードのような織物になると、糸の風合いが生む無限の色彩感をデザインにどうやって生かせるかを考えるのが、またとても楽しいのです。

linenlinen

起源は古代エジプトと言われるリネン(亜麻布)は、アマ科の植物「亜麻」の茎の繊維が原料です。通気性、吸湿性に優れて肌触りが良いため夏の衣服に向いていますが、中世からギリシャやローマの上流階級の人々がテーブルクロスやシーツに使用したり、「ランジェリー」の由来ともなっているように、上質な素材感がさまざまに活用されてきました。日本では日本工業規格(JIS)上で「麻」と呼ばれるため、苧麻(ラミー)、大麻(ヘンプ)、黄麻(ジュート)と混同されがちですが、それぞれ原料が異なります。
フラックスシード(亜麻の実)はゴマのような粒でそのまま食べることもできるし、種子を搾ってとれるフラックスシードオイル(亜麻仁油)は、食用としてのほか、油絵具や木製品の仕上げにも使われています。

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シルク(絹)は、蚕の繭をほぐして糸にしたものが原料です。フィラメント形状で長さもあるため、天然繊維の中では特に光沢があり、発色が綺麗です。上品さがあって、ドレープのデザインがある服に使用すると美しく映えます。養蚕の蚕が食べる桑の葉ではなく、沙羅双樹やアラジュンの葉を食べて育つ野生の蚕の繭を採取して紡ぐ糸がタッサーシルク。その独特の自然の色が織物になると濃淡を現して、光沢感とあいまって味わいのある雰囲気になります。

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エタブルオブメニーオーダーズの衣服には天然染めを多用しています。藍(インディゴ)、カイガラムシ(コチニール)、柿渋など天然の素材が染め出す色が、なんとも愛おしいのです。絞り染めや型染め、型絵染といった染めの手法も、自然から与えられる色を見事に生かしてくれます。どれも職人の手仕事なくしてできないことでもあります。色の風合いが変化していくのが、衣服とともに時間を経ているのを感じさせます。

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シャツなどのワンポイントに施す刺繍も手仕事によるものです。小さくてもその立体感や色の重なりは、衣服の表情を豊かにします。

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エタブルオブメニーオーダーズの服に使うボタンは個性的です。テーマや服の素材感、色に似合うボタンを選りすぐって使用しています。